安室奈美恵9.16引退余話 沖縄への“置き土産”は数十億円

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 16日に完全引退した安室奈美恵(40)。彼女ほど地元沖縄に愛されたアーティストはいない。15日のラストライブの前には空港の柱に始まり、那覇市内は、市役所、銀行、国際通りのフラッグまで安室一色。市内を走るモノレール・ゆいレールの駅では安室の曲がBGMで流れ、車内の吊り広告にも安室だ。ライブが行われたコンベンションセンター行きのバスの正面とサイドの電光掲示板には、通常の行き先とともに「WE❤NAMIE」の文字が表示され、ピンクの安室ラッピングバスも走るなど、公共機関まで積極的に参画していた。

「人気がこんなに凄いとは思わなかったね。もともと地元・沖縄の歌手はみんな好きだけどね、15日は(ライブ会場の)コンベンションセンターまで何往復したか……10往復、いや20往復したかな。しかも、世界中から来るから驚いたよ」と語るのは地元のタクシー運転手。レンタカーは島内で約1000台が稼働、ホテルは満杯で「16日は100人単位で宿泊者の入れ替えがあり、大変でした」というゲストハウスのスタッフの声も。安室の引退ライブ前後1週間の経済効果たるや有史以来という声まで上がっている。

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