著者のコラム一覧
片岡たまき

神奈川県平塚市出身。元RCサクセション・マネジャー兼衣装係。夫は「パスカルズ」のバンドマスター、ロケット・マツ氏。著書に「あの頃、忌野清志郎と」(宝島社)。

ツアーにこだわり…衣装50着&靴20足を特注コンテナで輸送

公開日: 更新日:

「私が布地や雑貨を探し出し、清志郎さんとKブラさんで打ち合わせをします。服地用ばかりでなく、テーブルクロスやカーテン地などを持参すると、『また、こんなの持ってきて!』と言われながらも面白がって仕立ててくれました。スーツやシャツの型を相談し、清志郎さんの決めゼリフ『あとはお任せで!』が出て、その日は終了。ブーツは『SAシューズ』の職人さんが、清志郎さん直筆の細かいデザイン画を正確に再現。ブーツに『ブーツ』って描いた清志郎さんのユーモア感覚を生かす。スーツもブーツもサイコーの技術です」

 RCの頃、清志郎は追っかけを避けるため、ライブ終了後に楽屋に戻らず、即、会場を後にしていた。

「濡れた衣装はホテルに戻ってから、清志郎さんの部屋に受け取りに行きます。ある時、いつもは脱ぎ散らかしたままの衣装が、ひとつずつハンガーに干してあってびっくり。『干しといたからね』って、ビール片手に、コンタクトを外した牛乳瓶みたいなメガネ姿でボスが言いました」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった