著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

オードリー若林 斜め視線やめて得た他人の視線からの解放

公開日: 更新日:

「人見知りを直せる場所って、日本にガールズバーしかないんですよ」(若林正恭テレビ朝日「アメトーーク!」10月18日放送)

 いまや数多くの番組でMCを務めるオードリーの若林正恭(40)だが、かつては相方の春日俊彰の強烈なキャラに隠れた「じゃない方芸人」だった。それが大きく変わるきっかけが、2009年に「人見知り芸人」として「アメトーーク!」に出演したことだった。

 ネガティブな要素を笑いに変え、その“面倒くさい”人となりを知らしめた。そして9年後、新たな「人見知り芸人」が集められたが、若林は「卒業生」として出演。その際に語った“珍言”が今週の言葉だ。

 ガールズバーの良いところは、会話が難しくなったら「ジェンガ」に逃げられること。若林は毎日のように通って訓練していたという。ガールズバーに通い出したのは約5年前。MCの仕事がだんだん入るようになり、自分の人見知りのせいで番組がもうひとつ盛り上がりきれないことに危機感を抱いたからだ。

 当時の若林は、女性とは自分をジャッジし、間引きしていく人種だと思い込んでいた。けれど、そうではなく、意外と優しい人たちなんだと気づいた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝