著者のコラム一覧
井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

2018年はオトシマエのつけられない「災」難だらけだった

公開日: 更新日:

「汚染土」といっても、その土の上か横で何年暮らしたら死んでしまうのか分からないが、そこで毒の土を貯蔵しておける量は東京ドームの20杯分ほどとか。何でも東京ドームで測るが、そこがどれほど巨大な谷なのか、小さな浅い穴なのか見当がつかない。でも、そこにしかためる場がないというのが情けない。

 いつまでそこに貯蔵しておくのかというと、30年以内にまた掘り出して、県外のどこかに運び直して処分する約束を国はしているという。そりゃ、地元の地主が未来永劫、埋めておくのを許しはしないだろうし、国は約束したんだから、意地でも次の最終処分場を決めて、そこに移し替えしなければならないのだ。にわかに作った法律で、2045年までに福島以外のどこかに運ぶと決めてしまっている。しかし、そんな毒の土を「どうぞ持ってきてもらっていいよ」という県はあるわけがない。

 福島の除染作業に駆り出された人は多かった。新潟の元ヤクザの知人も暴対法でシノギもままならず足を洗った後、子分ともども5年間の除染の出稼ぎに行き、今は他県の介護老人施設で働いている。訪ねて行ってこの話をすると、

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る