著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

異例ずくめの紅白やネット中心の芸能報道に見る時代の変化

公開日: 更新日:

 年末は高橋真麻(37)に小倉優子(35)と例年と変わらない“駆け込み婚”があった。吉田羊(年齢非公表)が大晦日に個人事務所から独立発表もあったが、新たな事務所への移籍など今後は新たな話も飛び交いそうな気配が漂う。

 元日は恒例になったスポーツ紙の熱愛スクープ合戦。尾を引きそうなのは“ナイナイ”岡村隆史(48)の関西在住の女性との交際報道ぐらいか。実質、仕事始めの7日は深田恭子(36)に不動産業を営む41歳の実業家との熱愛が報じられた。事務所は熱愛を否定するも、「正月に双方の両親に挨拶済み」とも伝えている。正月休み明けの週刊誌がどんな形で報じるかも興味深い。

 それにしても、女優に新たな恋が発覚する時、決まって以前の恋の破局と新ドラマが始まるタイミングが多い。深田もしかり。“KAT―TUN”の亀梨和也(32)と昨年10月に破局。15日にはTBSで主演ドラマがスタートすることも付記してあった。熱愛も宣伝の一環とみえてくる。

 年末年始のハワイの様子も近年、関心度は薄い。かつては「正月をハワイで過ごすのが俳優・歌手のステータス」だった。大物スターらがこぞってハワイで過ごし、メディアもテレビ、新聞、雑誌がハワイで取材合戦を展開していた。今は芸人たちのステータスの場になっている。ホノルル空港(現ダニエル・K・イノウエ国際空港)出口という海が見えない場所でのインタビューを受けるのもほとんど芸人。取材許可を出した芸人の話だから、笑いのリップサービスがあっても、無難な話に終始。報じるのもテレビや新聞はなくなりネットが中心。時代は確実に変わってきている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」