銀座のママも顔負け…貫禄ユーミンが語った“音楽への遺言”

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 松任谷由実(64)が7日、都内ホテルで開催された第66回「菊池寛賞」贈呈式に出席した。

 この日のユーミンはブルーグレーのシックな着物にシルバーの帯、赤いコサージュを付けた艶やかな装い。バッチリ決まったヘアスタイルは"銀座のママ"そのもので、華やかかつ貫禄たっぷりであった。そして受賞の喜びを「ボブ・ディランっぽくてちょっとかっこいい」とアーティストらしく語ったのだった。

 同賞は日本文化の各方面に功績を記念するためのもので、その年度に最も清新かつ創造的な業績をあげた人物に贈られる。芸能人では過去に第62回タモリ、歌手では第61回サザンオールスターズなどが受賞。今年度は4月にデビュー45周年を迎えたユーミンが選ばれたというわけだ。日本文学振興会理事長の中部嘉人氏は、「現代の清少納言」と絶賛もしていた。

 これまでたくさんの歌を紡ぎ、日本の音楽シーンを変えてきたユーミン。笑顔で「音楽は時間をデザインするもの。そう遠くない未来に私が死んで私の名前が消し去られても、私の歌が詠み人知らずとして残っていくことが望み」と死後について言い残す場面も……。

 平成最後の菊池寛賞を盛り立てた国民的シンガーソングライターは、年末のNHK紅白に出場予定。歌も衣装も楽しみだ。

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