引退はマイナスだった…忘れ去られることは一番の致命傷

公開日: 更新日:

 それでも、何とか頑張らないといけない。食べていけないからだ。

 芸能界に出戻ってから、仕事に対する考え方が変わっていた。東洋経済での起業家インタビュー連載などで鍛えられ、物書きになりたいのにオファーは暴露本ばかりという経験から、仕事のありがたみがようやくわかるようになっていた。

 アイドル時代には正直、仕事は「やらされる」ものだと思っていた。それが「やらせてもらっている」になったのだ。

 だから、踏ん張れたんだと思っている。芸能人として一時は引退を発表し、活動していなかったのはマイナスだったと、周囲から言われ続けた。芸能人として、一番の致命傷は忘れ去られることなのだと。

 確かに人気は落ちて、それを取り戻すすべもない。インタビューでは、私に興味も関心もないのが伝わってくることもあった。それでも現実を受け入れるしかない。

 一般社会での経験は、人として成長させてくれた。振り返れば、つらい時期だったけれど、自分の人生には必要だったと思う。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    WBCネトフリ独占批判に「一部の日本人」は歓喜のワケ 地方の苦しみに鈍感な大都市生活者

  2. 2

    嵐「最後の楽曲」好調の裏で起きた異変…ボイトレを続けた櫻井翔は歌声をキープ

  3. 3

    和久田麻由子は“女子御三家”の女子学院から東大へ 元NHKの先輩・膳場貴子と重なるキャリア

  4. 4

    伊原春樹監督との“壮絶確執”の前日譚 監督就任を知って絶望、引退が頭を過ぎった

  5. 5

    永田町で飛び交う高市首相の「健康不安」説…風邪の疑いで外交キャンセル、総理総裁の器にも疑問符

  1. 6

    WBCイタリア代表が「有名選手ゼロ」でも強いワケ 米国撃破で予選R1位突破、準決勝で侍Jと対戦も

  2. 7

    映画「国宝」のヒットから間髪入れず…体重13キロ減で挑んだ「ばけばけ」吉沢亮の役者魂

  3. 8

    文春にW不倫をスッパ抜かれた松本洋平文科相はなぜ更迭されないのか

  4. 9

    SEXスキャンダルで追い詰められると戦争で目くらまし…それは歴代米大統領の常套手段だ

  5. 10

    参政党はオンラインセミナーでもハチャメチャ…参加者の強烈質問に神谷代表が一問一答、反自民もアピール