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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

AKB48から純烈まで ファンとの距離を縮めた歌謡界の今後は

公開日: 更新日:

 芸人と違い自ら専用劇場を持たない他力本願の歌謡界。それを切り開いたのが13年前に出現したAKB48だった。秋葉原に専用劇場を設立。歌謡界に新たなビジネスモデルをつくり、地方にまで裾野を広げている。とはいえ、出演するのはアイドル予備軍の女の子。集客方法として打ち出したのが「会いに行けるアイドル」のキャッチだった。スターと呼ばれる人は少なくなったとはいえ、本来、芸能人は手の届かない存在。そんな既成観念を打ち破るように彼女たちとファンの距離をぐっと縮め、身近な存在にした。

 盛況が続いていたが、懸念されていたリスクが現実になった。NGT48のメンバー・山口真帆(23)が自宅でファンに襲われた。一歩間違えば大惨事。「うやむやにしてはならない」と自ら訴え出た行動で事件の全容が明るみに出た。

 ファンとストーカーは紙一重。事件を起こした人も応援してくれる大事なファン。運営側の対策が急がれる。20歳過ぎた大人とはいえ、地方アイドルとして明日のスターを夢見る女の子。彼女たちの身の安全を守るのは運営側の責務である。

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