著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

カリスマ芸能プロ経営者が率いるバーニングプロダクション

公開日: 更新日:

 商店街はスーパーなどの出現で個人商店は軒並み閉店。「シャッター通り」が当たり前の光景だが、芸能界は個人商店のような事務所が根強く残っている。自社ビルは持たず、所属タレントも少なく、仕事の幅も広げない。それでも老舗らしい伝統の力を保持する。

 象徴的な事務所が「バーニングプロダクション」。演歌事務所でマネジャーとして実績を積み上げた周防郁雄氏(78)が1971年に創業した。

 現在、所属するのは郷ひろみを筆頭に内田有紀藤あや子ら歌手・俳優を中心に10人程度と少数精鋭。各ジャンル、若手からベテランまで抱える大手と比べると見劣りするが、中身はなんら遜色ない。バーニングは関連会社や企業グループを数多く持ち、社長個人が役員を務める会社もあり、一大グループを形成。大手と肩を並べる芸能界の一大ブランドとして知られる。

「自身の会社を大きくしないのは、マネジャー時代に学んだことからでしょう。自身の会社は広げないが、有能なマネジャーやタレントを暖簾分けの形で独立させて傘下に収め、バーニングを頂点とするピラミッド型のグループを確立した」(芸能関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」