この補正予算がすんなり通るのか…国会は「ゆ党」ばかりで自民は暴走

公開日: 更新日:
予算通過で満面の笑み(C)日刊ゲンダイ

 先が思いやられるとはこのことだ。人気取りのためにただ膨らませたバブル、バラマキ補正がさしたる議論もないまま通過の怖さ。予算委の低調、追及の甘さ、すり寄るエセ野党。選挙結果が求めたのは自民の下野なのにこの始末。

  ◇  ◇  ◇

「責任ある積極財政」の名の下、金融市場を不安にさせる巨額補正予算案が11日、あっさり衆院を通過した。与党の自民党と日本維新の会に加え、国民民主と公明両党などの賛成多数で可決。12日から参院の予算委員会で審議されているが、参院は過半数に6人足りない少数与党ながら国民民主と公明が賛成するので、17日の国会会期末までの成立が確実だ。

 予算成立にメドが立ち、各党の国会控室を回った高市首相は安堵の表情。与党の維新だけでなく、国民民主と公明にも、もちろん挨拶に出向いた。

 しかし、だ。よくぞまあ、こんな中身の補正がすんなり通るものだ。一般会計の歳出は18兆円を超え、新型コロナ禍後で最大。その6割超を借金である国債でまかなう。人気取りのために、ただ膨らませたバブル予算、バラマキ予算である。

 年度途中の不測の事態に対応するのが補正予算なのに、不要不急の「基金」に特別会計を含め2.5兆円も積み増した。防衛費のGDP比2%目標を今年度中に前倒しで達成するために関連経費を含め1.1兆円を計上した。物価高対策が最優先は名ばかりで、不人気の「おこめ券」も「来年1~3月の電気・ガス料金補助」もその場しのぎの1回こっきり。消費税減税をするわけでもなく、こんな程度で国民生活が潤うわけがない。 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り2,544文字/全文3,215文字)

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(4)「毎日が目標です。後ろへは戻れない」 地元・八王子のイベントで生涯現役宣言

  2. 2

    「丸亀製麺」のトリドールが過去最高益から一転、減益に見舞われた背景

  3. 3

    京本大我も父・政樹もスカウトしていたジャニー喜多川社長 成城小学校に通う頃の写真を見かけて即電話

  4. 4

    中学時代をジャージーで過ごした鈴木奈穂子が、法政大女子高から大学に内部進学してNHK人気アナになるまで

  5. 5

    歌唱力が衰えない高田みづえに早くも復活コンサートを望む声

  1. 6

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 7

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 8

    ドジャース ワイルドカードシリーズ出場ならワールドシリーズ3連覇に黄信号

  4. 9

    高市首相の「ゴキブリ投稿」に海外メディア嘲笑! キモ画像とペアで猛拡散され世界の恥に

  5. 10

    草間彌生さんを訪ねたら“いきなり乱交パーティー” 俺は考える暇もなく、とにかくシャッターを切った