(4)ヒトへ実際に使われるようになる上での主な課題は?

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「16時間空腹ダイエット」が現段階ではエビデンスがないことは、本紙12月2日付号で紹介した。その理由として、体のどの細胞のオートファジーが、どれだけ働いているかを正確に測定できる指標が現時点ではないことが挙げられる。

 例えば、断続的長時間絶食は、減量冊子を配布するだけより、一過的なオートファジー活性化を誘導する可能性があるが、指標が確立されていないため、どれくらいの時間、どのような形で減量するとオートファジーが活性化するのかはわかっていないのだ。

「空腹で体のどこかの臓器のオートファジーが活性化されたとしても、長時間絶食は筋肉も落とすので、筋肉のオートファジーは落ちてしまう可能性があります。現段階では、ダイエットに関しては、『健康な人が、無理のない範囲で、適度に食事制限をすることが望ましい。ただし満遍ない栄養摂取を考えた上で、適度な運動も取り入れながら』程度にしか言うことはできないのです」(トロント大学医学部招聘教授・高橋利匡医師=以下同)

 今後、オートファジーを人間に臨床応用する上での主な課題を、高橋医師は次のように挙げる。

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