(3)美肌づくりと薄毛対策に期待…見た目の若さにも関与している

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 オートファジーでアンチエイジング──。オートファジーが細胞内で古くなったタンパク質や壊れた小器官を分解・再利用する仕組みであることを考えると、大いに納得がいくのではないか。

「肌のしなやかさ、髪の再生力、シミやくすみのない均一な肌色といった見た目の“若さ”を支えているのも、細胞の中で静かに働くオートファジーの力が関与しています。紫外線や加齢といった刺激でこの仕組みが弱まると、細胞内に傷ついた構造物や老廃物が蓄積し、弾力や透明感、再生力が少しずつ失われていきます」(トロント大学医学部招聘教授・高橋利匡医師=以下同)

 肌の弾力、髪の毛、シミに分けて説明しよう。

■肌の弾力

 肌は、表皮や真皮の細胞が常に紫外線、乾燥、糖化ストレスなどにさらされている。糖化ストレスとは、体内のタンパク質が過剰な糖と結びつき、終末糖化産物(AGEs)が蓄積して老化や生活習慣病を加速させる現象だ。

「紫外線などの刺激は、DNAの損傷や酸化脂質の蓄積、組織に弾力性や伸縮性を与えるコラーゲンやエラスチン線維の変性を引き起こし、肌の弾力や透明感を奪います。オートファジーは、細胞内の酸化タンパク質や損傷したミトコンドリア、変性したコラーゲン前駆体などを分解して再利用し、線維芽細胞や角化細胞の健康を維持します。結果、コラーゲンやエラスチンの再合成がスムーズに進み、肌にハリやしなやかさをもたらします」

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