夫婦の“夜の生活”を遠ざける…「加齢臭」や「ミドル脂臭」を防ぐ5つの対策
近年、家庭内の“距離感”に悩む中高年男性が増えている。その原因のひとつとして注目されているのが「加齢臭」や「ミドル脂臭」だ。自然に発生するこの香りが、夫婦間の夜の営みに影響を及ぼしているという。弘邦医院(東京・葛西)の林雅之院長に話を聞いた。
加齢臭とは、皮脂の酸化によって生じる「ノネナール」という物質が主な原因。特に40代以降の男性に多く見られ、首筋や耳の後ろ、背中などから発生しやすい。
本人は気づきにくいが、周囲には強く感じられることもあり、パートナーとの距離を生む要因となる。
ミドル脂臭は後頭部から首にかけて発せられる、古い油のような強烈な臭いのこと。汗の中の乳酸が皮膚常在菌によって酸化・分解されてできるジアセチルと呼ばれる不快物質に中鎖脂肪酸が混ざることで生じる。30代、40代から臭い出す。
つまり加齢臭は皮脂、ミドル脂臭は汗が原因で、似て非なる中高年特有の臭いだが、それが多くの女性の不快感を招き、セックスレスの原因のひとつになるという点では同じだ。


















