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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

「イッテQ」失速で激戦に…“日曜8時戦争”の行方はどうなる

公開日: 更新日:

 ヤラセ疑惑とNEWS手越のスキャンダル(!?)で、すっかりミソがついた日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ!」。ヤラセ疑惑についてはBPOの審議入りになり、宮川大輔の祭り企画も当面は休止となった。これまで「笑点」「真相報道バンキシャ!」「ザ!鉄腕!DASH!!」「イッテQ」「行列のできる法律相談所」と夕方から夜まで、日曜は日テレの番組が圧倒的に強く鉄壁の布陣といわれたが、TOKIO山口問題の「鉄腕DASH」、今回の「イッテQ」で客離れが進んで、ついにその牙城も揺らぎつつあり、他局もこのチャンスを逃してなるものかと必死。平成最後の日曜8時、略して「日8戦争」の行方はいかに。

■NHK「いだてん」が盛り返すか

 まずはNHK大河「いだてん」。

 ご存じ、宮藤官九郎による脚本で、前半は日本で最初に五輪に出場したマラソンランナー金栗四三(中村勘九郎)が主役。近現代史を扱った異色のドラマということで、好みは分かれるだろうが、面白大河であることは間違いない。

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