著者のコラム一覧
本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。2019年、「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixで映像化配信され大きな話題に。最新刊に、「東京降りたことのない駅」(大洋図書)、「全裸編集部」(双葉社)などがある

堀江しのぶがスキルス性胃がんと判明 余命2か月の宣告に…

公開日: 更新日:

 余命2カ月と知らされた野田義治のショックはいかばかりだったか。

 ショービジネス界を二人三脚で歩み、最高峰が見える所までやっとたどり着いた直後の悲劇だった。

「なんでうちのしのぶが……」

 おのれの強運を信じていた男に突如襲いかかった凶運。

「スキルス性胃がんの病名は逸見さんのときに全国的に広まったけど、逸見さんも定期的に検査していながら検査の合間の1、2カ月でばーっと広がってしまった。あのとき逸見さんは48歳。うちの子は23歳ですよ。若かったから逸見さんのがんの進行速度1カ月がうちの子は1週間で成長しちゃう。それくらいスピードが速かった。あとリンパまで行ってるってことはこの先どんなところに転移するのかわからない。それが一番怖かった」

 医師から開腹手術の要望があった。

 両親も堀江しのぶも野田も了承した。

 開腹手術をしたところ、がん細胞は卵巣にも転移していた。回復は絶望的だった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃