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本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。2019年、「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixで映像化配信され大きな話題に。最新刊に、「東京降りたことのない駅」(大洋図書)、「全裸編集部」(双葉社)などがある

堀江しのぶが表紙&巻頭飾った「DELUXEマガジン」は大反響

公開日: 更新日:

 やっとつかんだビッグチャンスだった。

「DELUXEマガジン」巻頭グラビアの撮影で野田義治と堀江しのぶはハワイに降り立った。

 だが堀江しのぶは野田義治と編集部が用意したビキニをかたくなに拒否した。

 80年代初頭、胸の大きな女性は自身の胸のサイズにコンプレックスを抱き、あえて胸の大きさで競うアイドルもいなかった。

「うん。あのときはせっかく水着を着るんだろって、だったら胸の大きな子に当時はやったセパレートのぶかぶかしたでかいのを着せたって面白くもなんともない。だからうちのしのぶはビキニしか着ませんって編集部にも言っておいたしね。ビキニもカラダにフィットしたものを着させてくれればぜんぜん問題ないと。ただ本人は嫌がったけどね」

 堀江しのぶはつい昨日まで高校生だったころのプライベート水着写真を野田に見せた。

「わたし、こういうのしか着たことありません」

 柄模様の上と下が分かれたやぼったいセパレートの水着だった。胸の大きな堀江しのぶはカラダの線がわからない水着を選んでいた。

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