山田邦子“アラ還”の乱心<下>一世を風靡したプライドが仇に

公開日: 更新日:

 宮沢りえがヘアヌード写真集の発売などで世間を驚かせ、芸能マスコミの関心をほぼ独占していたころ、りえの行きつけの六本木のカラオケバーに、山田邦子はいた。ベテラン芸能記者の青山佳裕氏が言う。

「深夜とあってか、お客さんは邦子さんらだけ。邦子さんは甲斐バンドの甲斐よしひろさんと、おふたりで飲んでらっしゃいました。こちらはカメラマンと編集者とぼくの3人組。狙いはもちろん、りえさんでしたから、邦子さんたちと居合わせても、すぐに直撃などとは思わない。お腹がすいていたし、お邪魔にならないよう、僕らは僕らで楽しくやっていたんです」

 りえの写真集「Santa Fe」の発売は1991年。山田邦子は1960年生まれのため、30歳そこそこという年代だ。

 すでにバラエティーに女優、歌も出す売れっ子で、「右手をご覧ください。一番高いのが中指でございます」などのギャグで一世を風靡していた。流行語になった「ぶりっ子」も、山田発とされる。そんなスターであったが、このときは青山氏らマスコミの男たち3人と店内でカラオケ歌合戦を繰り広げたのだそうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった