45年来の親友2人と 歌手・伊藤咲子さんが語る堀越高校時代

公開日: 更新日:

 1974年に「ひまわり娘」でデビュー、歌手生活45年を迎えた伊藤咲子さん(61)。アイドル歌手時代を過ごした高校で仲よしだった岩崎宏美さん、池上季実子さんとの最近のスナップ。友達歴45年の親友2人との仲を語ってもらったら……。

 ◇  ◇  ◇

 デビューした当時、10代の芸能人は堀越高校の芸能コースに通う人が多かったんです。芸能プロダクションに所属していないと入れないコースで、芸能の仕事に対して、多少の融通がきくようでした。林寛子ちゃん、大場久美子ちゃんや、たくさんのアイドルが通っていて、みんな仲がよかったけど、卒業して40年以上たった今も仲よしなのが写真の2人。

■竹を割ったような性格の宏美とスポーツカーをカッコよく運転する季実子

 私もそうですが、宏美と季実子はサッパリした性格です。グチグチしてるところがない。宏美は男みたいでまさに「竹を割ったような性格」。季実子も同じで、テレビや映画では妖艶な女優だけど、普段はスポーツカーをカッコよく運転する男前ですから。だから引かれ合ったと思うし、いつまでも気が合う3人なんでしょうね。

 高校当時、芸能コースの歌手は放課後のスケジュールがたいてい一緒でした。月曜は「紅白歌のベストテン」や「夜のヒットスタジオ」とか、他の日も番組収録が同じ。下校時になると堀越高校の校門の前には各自のマネジャーの車が待機。宏美とはいったん「バイバイ」して、それぞれの車に乗るけど、テレビ局に着いたらまた顔を合わせる。だから、宏美とは一日一緒の日が多かったですね。季実子は女優だから仕事場で会うことはなかったけど、お互い学校帰りに時間がある時は「お茶しよう!」と一緒にお茶やご飯をしてました。

 当時は歌番組がたくさんあった時代。10代の女の子が毎日毎日、芸能界の大人たちの中で働くわけですから、大変でしたよ。でも、宏美も季実子も他の芸能コースの子も頑張ってると思って日夜頑張ってました。部屋の机には新曲の歌詞や番組で歌う他の歌い手さんの楽譜やバラエティーの台本がいつも山積み。そのかわり、学校の教科書は積まれてなかったかな。芸能の仕事を頑張る分、学校の勉強は3人とも……ダメでした。

 芸能コースで勉強もできたのは(片平)なぎさ。彼女はリポートもきっちり出してすごかった。私たちは3人とも「リポートはま、いっか!」って感じ(笑い)。そこでも気が合った。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  3. 3

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 4

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  5. 5

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  1. 6

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘

  2. 7

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 8

    福山雅治の「不適切会合問題」で紅白に地殻変動が? “やらかし”がPerfume「トリor大トリ」誘発の可能性アリ

  4. 9

    Perfumeのっち、大学中退話が地上波TV解禁でファン安堵…「ネタに昇華できてうれしかった」の反応も

  5. 10

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち