スフィンクスの前で熱唱 岩崎宏美さんのとっておきの1枚

公開日: 更新日:

「シンデレラ・ハネムーン」「思秋期」「万華鏡」など数々のヒット曲を持つ岩崎宏美さん(60)。とっておきの写真は、1986年10月21日に撮影したこの一枚!!

 背景に写っているのはプロジェクションマッピングじゃないんです。本物のピラミッドとスフィンクス。32年前、エジプトのカイロで開催された日本文化の紹介と貿易促進を図る「ジャパン・ウイーク」のメインイベントとして、カイロ郊外ギザで行ったコンサートの中のワンショットです。

 衣装はオープニング曲「ロマンス」を歌った時なので、撮ったのはその直後。やや緊張気味なのが写真からも伝わってきますね。なにせスフィンクスの前のオフィシャルステージで歌うのはザ・ビートルズ、フランク・シナトラ、フリオ・イグレシアスに次いで4人目で、女性では初めてとのことでした。

 チャーター機で日本を発ったのはステージの4日前。主催の外務省や大手企業関係の方々のほか、川合俊一さんら男子バレーボール日本代表選手団、ミス着物のみなさんと私のコンサートのミュージシャン、バックアップスタッフ、後日発売したライブビデオ制作のスタッフなど総勢100人を超えるメンバーでした。持参したのは衣装やメーク用品、着替えなどですが、一番スペースを取り、重かったのがミネラルウオーター。大きめのスーツケースの半分を占めたほどです。当時のエジプトは飲料水事情が悪く、生水を飲むのはもちろん「歯磨きや口をゆすぐのもミネラルウオーターにしなさい」「生野菜もダメ!」と注意されて出国しました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」