14年からがん闘病 “ミラーマン”故・石田信之さんの遺言
戦争末期の特攻隊の若者を主人公に、彼が戦場に散った後も純愛を貫いて戦後を生きた女性の物語だ。
生前、石田さんは「特攻隊の若者が何を考え、どう生きたかを描くことによって、今ある平和の大切さ、意義を考えてほしい。この作品には戦争という悲劇を二度と繰り返してはいけないという願いが込められています」と語っていた。
地球を狙うインベーダーと闘う平和の戦士・ミラーマン。その役を全うした石田さんの、今のきな臭い時代に向けた「遺言」といえよう。合掌。
(演劇ジャーナリスト・山田勝仁)