「自分の問題」となると、なぜうまく対処できない?
他人の悩みには賢明な助言ができるのに、自分のことになると視野が狭まり、冷静さを欠いてしまう──。そうした経験が一度や二度はあるのではないでしょうか? カナダのウォータールー大学のグロスマンとミシガン大学のクロスは、人が日常生活の困難にぶつかったときにどう考えるかを調べるため、次のような実験を行っています。
まず恋愛関係にある被験者に、恋人の浮気や信頼への裏切りといったショックな出来事を想像してもらい、半分の人には「自分が裏切られた場面」を想像してもらい、もう半分の人には「親友が裏切られた場面」を想像させ、その関係が今後どうなるかを答えてもらいました。
次に、同じく恋愛関係にある被験者に、自分(または親友)のパートナーが浮気を告白した場面について考えてもらい、その際、「私はなぜこんな気持ちなんだろう?」と「自分の視点(主観的)」で出来事を振り返るグループと、「〇〇〇(自分の名前)はなぜこんな気持ちなんだろう?」と自分の名前や三人称代名詞を使って「第三者の視点(客観的)」で他人事のように振り返るグループに分けて実験しました。


















