(1)「単に太っているだけ」と思うのは大間違い
ぽっこり出たお腹、二重アゴ、男性だけど膨らんだ胸……。肥満を自覚しつつ、「体質だから仕方がない」「こう忙しければ」「運動は嫌いだし」などと思っていませんか? しかし実は、あなたの肥満は、治療が必要な「肥満症」であるかもしれません。
よく混同されますが、「肥満」と「肥満症」はまったく別ものです。
肥満は、BMI(体格指数=体重キログラム÷身長メートルの2乗)が25以上という体の状態を指す言葉です。一方、肥満症は医学的に「治療が必要な病気」として定義されています。
肥満症と診断されるには、2つの条件を同時に満たす必要があります。ひとつはBMIが25以上。もうひとつは、「肥満に関連する健康障害を1つ以上合併している」か、「内臓脂肪の蓄積があり健康障害を発症するリスクが高い」ことです。
関連する健康障害の代表例は、2型糖尿病、高血圧、脂質異常症、睡眠時無呼吸症候群、高尿酸血症・痛風、変形性膝関節症などです。いずれも、中高年男性に身近な病気ばかりです。「血圧の薬を飲んでいて、太っている」という人は、すでに肥満症の条件に当てはまっている可能性があります。


















