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大高宏雄映画ジャーナリスト

1954年浜松市生まれ。明治大学文学部仏文科卒業後、(株)文化通信社に入社。同社特別編集委員、映画ジャーナリストとして、現在に至る。1992年からは独立系を中心とした邦画を賞揚する日プロ大賞(日本映画プロフェッショナル大賞)を発足し、主宰する。著書は「昭和の女優 官能・エロ映画の時代」(鹿砦社)など。

コミカルとアクション描写が調和した岡田准一の新境地

公開日: 更新日:

 面白いのは彼らが目を剥きだしにして凄みを出すのに対して、岡田はときに鋭い眼光を見せるものの、極めて普通の感覚で動き回ることだ。この対比が非常にいい。

 岡田准一は、高倉健さんの作品を支えた降旗康男監督、スタッフが手がけた「追憶」(2017年)に主演している。監督たちが岡田を高倉さんらにつながる日本映画のスターに育てようとの意欲ある作品だった。「ザ・ファブル」は、その期待に応えた一本と思う。

 主演クラスの脇の俳優たちを前に、堂々たる風格ある演技を見せたからだ。ヒーロー=スターは、こうでなくてはならない。

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