大高宏雄
著者のコラム一覧
大高宏雄映画ジャーナリスト

1954年浜松市生まれ。明治大学文学部仏文科卒業後、(株)文化通信社に入社。同社特別編集委員、映画ジャーナリストとして、現在に至る。1992年からは独立系を中心とした邦画を賞揚する日プロ大賞(日本映画プロフェッショナル大賞)を発足し、主宰する。著書は「昭和の女優 官能・エロ映画の時代」(鹿砦社)など。

コミカルとアクション描写が調和した岡田准一の新境地

公開日: 更新日:

 ヤクザや殺し屋を演じる柳楽優弥安田顕向井理福士蒼汰、そして佐藤浩市らのド迫力の演技にも拍手を送りたい。

 面白いのは彼らが目を剥きだしにして凄みを出すのに対して、岡田はときに鋭い眼光を見せるものの、極めて普通の感覚で動き回ることだ。この対比が非常にいい。

 岡田准一は、高倉健さんの作品を支えた降旗康男監督、スタッフが手がけた「追憶」(2017年)に主演している。監督たちが岡田を高倉さんらにつながる日本映画のスターに育てようとの意欲ある作品だった。「ザ・ファブル」は、その期待に応えた一本と思う。

 主演クラスの脇の俳優たちを前に、堂々たる風格ある演技を見せたからだ。ヒーロー=スターは、こうでなくてはならない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    芸能界で話題もちきり“五輪中止論” たけしがスルーの背景

  2. 2

    小室ママ雲隠れ…眞子さま"代理解決"を急ぐ秋篠宮家の事情

  3. 3

    さざ波以上に「笑笑」が問題 高橋洋一氏は人としてダメだ

  4. 4

    蜜月関係から一転…西尾市長「スギ薬局」猛批判の裏事情

  5. 5

    前統幕長“ワクチン独断専行”に激怒!ポンコツ首相は猛省を

  6. 6

    石橋貴明“オワコン老害”が一転 YouTube勝ち組に豹変の戦略

  7. 7

    阪神エース西は体たらくいつまで?先発陣ボロボロ投壊寸前

  8. 8

    ぼったくり男爵が来日固執 小池女帝の五輪返上阻止を画策

  9. 9

    松坂桃李ピカ一のポンコツ男 地で行くダサさに∞の可能性

  10. 10

    大谷翔平に追われたプホルスにレイズ筒香が追い出される日

もっと見る