TV局に「元SMAP使うな」ジャニーズ事務所“圧力”の裏の傲慢

公開日: 更新日:

「公取委は2カ月ほど前から調査していて、事務所に“注意”を出したのはジャニー喜多川社長が亡くなる1週間ほど前のこと。注意は命令、警告よりは軽いものの、こういう事態が続くと独禁法違反になるという意味です」(マスコミ関係者)

 ジャニーズ事務所に公正取引委員会が踏み込んだ。元SMAPのメンバーで現在は別事務所に所属する稲垣吾郎(45)、草彅剛(45)、香取慎吾(42)の3人に対して、ジャニーズ事務所がテレビ局に3人を起用しないよう要請。公取委は独禁法違反につながりかねない状況が確認できたとしてジャニーズを注意したと関係筋の話として報じられ大騒ぎになっている。

 これまでジャニーズを辞めたら干されるというのは業界では「定説」として語られてきた。それが公取委の調査で裏付けられたわけだ。ジャニーズ事務所は公式サイトで「弊社がテレビ局に圧力などをかけた事実はなく、公正取引委員会からも独占禁止法違反行為があったとして行政処分や警告を受けたものでもありません。とはいえ、このような当局からの調査を受けたことは重く受け止め、今後は誤解を受けないように留意したいと思います」と苦しい言い訳を発表したが、元SMAPの3人をテレビで「使うな」「出すな」と言外ににおわせていたことは事実のようだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 7

    高市首相のいらん答弁で中国の怒りエスカレート…トンデモ政権が農水産業生産者と庶民を“見殺し”に

  3. 8

    ナイツ塙が創価学会YouTube登場で話題…氷川きよしや鈴木奈々、加藤綾菜も信仰オープンの背景

  4. 9

    高市首相の台湾有事めぐる国会答弁引き出した立憲議員を“悪玉”にする陰謀論のトンチンカン

  5. 10

    今田美桜「3億円トラブル」報道と11.24スペシャルイベント延期の“点と線”…体調不良説が再燃するウラ