著者のコラム一覧
大高宏雄映画ジャーナリスト

1954年浜松市生まれ。明治大学文学部仏文科卒業後、(株)文化通信社に入社。同社特別編集委員、映画ジャーナリストとして、現在に至る。1992年からは独立系を中心とした邦画を賞揚する日プロ大賞(日本映画プロフェッショナル大賞)を発足し、主宰する。著書は「昭和の女優 官能・エロ映画の時代」(鹿砦社)など。

「ジョーカー」を+600円のドルビーシネマで見る価値は?

公開日: 更新日:

 料金は高いことは高い。通常の基本価格に600円が上乗せされる。ただ、まさにこれにすくんではいけない。「ジョーカー」はプラス600円分の映画の醍醐味、興奮を存分にかなえてくれるからだ。地響きは、ジョーカーの魂からしぼり出される社会への痛切な叫び声と重なり合う。こけら落としにふさわしいこれ以上の作品はない。

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