51歳でも2時間“歌って踊れる” 元CHA-CHA木野正人さんは今

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マイケル・ジャクソンが称賛

 “歌って踊れる”ジャニーズ事務所の歴史を振り返る上で、代表的なグループである少年隊錦織一清(54)、植草克秀(53)、東山紀之(53)もすでに50代。きっと、彼らは今も華麗なステージを魅せてくれるはずだ。しかし、ここ数年3人揃っての活動はなく、コンサートで一緒に踊る機会がない。

 しかし、ジャニーズ事務所から離れたものの、ジャニー氏の薫陶を受けた58歳の田原俊彦、51歳の木野正人はいまも2時間歌って踊るステージを続けている。

 東京ドームのような大きな会場ではない。銀のテープが舞うような派手な演出もない。決して良い境遇とはいえないが、木野は自分のダンスのみで、観客を魅了している。

 彼のパフォーマンスは間違いなく、ジャニー氏が残した宝のひとつである。どんな世界でも、自分の目指す道を走っている先輩がいれば、大きな励みになる。

 ジャニー氏のお別れ会ではOBも招待され、所属タレントたちと旧交を温めた。あの光景が一度に留まらないことを望みたい。現役とOBがメディアで共演し、あのマイケルも認めた木野が後輩にコンディショニング理論や振付を授ける――両者の交流が活発になれば、ジャニーズ事務所のタレントにとっても必ずやプラスになるはずだ。

(取材・文=岡野誠/ライター・芸能研究家)

▼著書「田原俊彦論 芸能界アイドル戦記1979-2018」(青弓社)が話題に。木野正人がロスへダンス留学のためにジャニーズ事務所を退所する際の経緯も綴っている。また、〈特別検証:田原俊彦とジャニーズ共演NG説を追う〉では独立当初、共演のあった両者がなぜ疎遠になっていったかも詳細に分析している。

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