「黄昏ラジオ」藤井青銅著

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「黄昏ラジオ」藤井青銅著

 女子大生モデルのアンジーこと安東じゅんは、卒業とともに女優に転身するが、オーディションに落ち続ける。そんな中、マネジャーがラジオの中継リポーターの仕事をとってきてくれた。しかし、初回から何もかもうまくいかない。ディレクターの黒沢からは、上手にしゃべる必要はないと言われたが、それでも情けない。

 同じころ、番組スタッフに加わった新人作家のベッシーは、アンジーの中継部分の進行台本を担当。ベッシーの台本は、中継コーナーの実質4分50秒に収まらないほどいつも情報が満載で、黒沢によってカットされている。やがて黒沢は、何度注意してもベッシーの台本が長い訳に気づく。(「4分50秒の恋人」)

 現役の放送作家がラジオ局を舞台に描くヒューマンドラマ集。

(角川春樹事務所 858円)

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