マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」
マエケン、楽天入り最有力! と、複数のスポーツ紙が報じている。
来季からの日本球界復帰を表明した前ヤンキース3Aの前田健太(37)は当初、“巨人が本命”とされた。が、21日にはスポーツ報知まで「マエケン 楽天」「今週にも決定」と報道。巨人、ヤクルトなど複数球団が獲得調査を行う中、楽天が争奪戦を制することになりそうだ、とした。
巨人は来季のV奪回に向け、阿部慎之助監督が「駒不足」とする先発陣の補強を最優先事項としている。201センチの長身左腕フォレスト・ウィットリー(28)とは合意間近とされ、FA宣言したソフトバンクの東浜巨(35)、ともにメジャー挑戦を視野に入れる楽天の則本昂大(34)、ソフトバンクの有原航平(33)の調査も続けているともっぱらだが、最も早くから動いていたのが前田の獲得だった。
中日残留を決めた柳裕也に続いて“補強2連敗”となれば、「巨人にとっては痛恨です」と関係者は言うものの、巨人OBの橋本清氏はこんな見方をしている。
「前田が日本に戻ってかつての輝きを取り戻せるかは、来年4月に38歳になる年齢から考えても未知数です。今季はメジャーで7試合に登板したのみで防御率7.88。昨季も29試合の登板で3勝7敗、防御率6.09に終わっています。2ケタ勝利は19年が最後。抜群の実績、経験で期待はできても、計算はしづらいのが現状です。今季の田中将大がそうだったように、ビッグネームは結果が出なかったときの扱いが難しい。チャンスは与えなくてはいけませんから、結果的に一軍でも二軍でも若手・中堅の出場機会を奪い、成長を阻害してしまうリスクをはらみます。それより、エース戸郷翔征の復調や若手の台頭、既存戦力の底上げ注力した方がチームに好循環が生まれるはずです。阿部監督が頭を切り替え、覚悟を決めることになれば、前田の獲得失敗はむしろプラスに転じることもできるはずです」


















