パ新人王ロッテ西川史礁のWBC出場は「ワンチャンある」…大谷翔平の起用法がカギ握る
「うまくいかないことがほとんどでしたが、獲得できて良かった」
昨年ドラフト1位のロッテ・西川史礁(22=青学大)が、激戦を制してパの新人王を得た。108試合出場で規定打席に到達し、打率.281、3本塁打、37打点をマーク。有効投票数229のうち97票を得た。日本ハム・達(55票)、楽天・宗山(45票)、西武・渡部聖(26票)と票が割れたものの、走攻守のポテンシャルの高さを評価された形だ。
この秋は侍ジャパン入りし、韓国との強化試合に出場。2試合で3安打を放ち、井端弘和監督が「(青学大の)アマチュア時代から見ていますし、打てるボールはどんどん打つという姿勢はさすが。初対戦であのスイングができるのは素晴らしいと思います」と、その適応力、対応力を称賛した。
来年3月の本大会出場は厳しいと見る向きは多いが、代表関係者は「ワンチャンあるかもしれません」と、こう続ける。
「外野手は鈴木誠也(カブス)、吉田正尚(レッドソックス)が参加表明すれば選出は確実。岡林勇希(中日)、森下翔太(阪神)らもいる。一方、井端監督は、青学大時代の西川をトップチームに選出。若手の中で思い入れがある。まだまだ未完成ではあるが、WBC以降も見据えれば西川を『若手枠』に入れたい気持ちはある。そこでカギになるのが大谷翔平(ドジャース)の動向。投手、野手のどちらで登録するか。大谷が野手専念で外野手登録されれば西川を選ぶ余裕はなくなるが、投打二刀流なら投手登録になり、外野の1枠が空きます」


















