ウクライナ和平に急展開! 浮上する「クリスマス停戦」…識者が解説

公開日: 更新日:

「帝国ロシア復活」の妄想に取りつかれたプーチン大統領がおっぱじめたウクライナ侵攻は、開始から3年9カ月が過ぎた。「就任から24時間以内に終わらせる」と豪語したトランプ米大統領の返り咲きから10カ月あまり。浮かんでは消えるウクライナ和平案がここへきて急展開している。トランプ大統領ゼレンスキー大統領に無理難題をふっかけ、米国が感謝祭を迎える27日までの回答を要求。またも物別れが懸念されたが、年内に「撃ち方やめ」となる可能性が見えてきたようだ。

■あくまでプーチン主導

 米国がウクライナに突きつけた和平案は28項目に上り、プーチン大統領の要求を丸のみしたも同然だった。ウクライナ東部ドンバス地方の2州をロシアに割譲▽ウクライナのNATO(北大西洋条約機構)への非加盟を憲法に明記▽ウクライナ軍の規模制限▽米国は東部2州とクリミア半島をロシア領として承認▽対ロ制裁の段階的解除▽ロシアが再侵略すれば米国が軍事的対応を保証ーーといった具合で降伏に等しい内容。ゼレンスキー大統領が首をタテに振れるわけがなく、英仏独などの援護を頼みに修正を働きかけている。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞