安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや
あと一歩、届かなかった。
結びの一番で2敗の横綱・大の里(25)と関脇・安青錦(21)がぶつかった九州場所13日目の22日。激しい攻防の末、軍配は横綱に上がった。
過去の対戦成績は安青錦の0勝2敗。いずれも立ち合いで吹っ飛ばされ、何もさせてもらえなかった。それがこの日は何とか食らいつき、土俵際で逆転の上手投げを敢行。最後の一押しで土俵外に飛ばされたものの、これまでに比べ善戦した。
ここ2場所で計22勝の安青錦。起点は前頭筆頭だが、もっか10勝3敗で、今場所11勝以上なら大関昇進も取り沙汰されている。そこにきて苦手の大の里に善戦したのだから、昇進は確かか。
ある親方は「協会内では意見が割れているようです」と、こう続ける。
「現在は安定感に欠ける琴桜の1人大関。大関不在という万が一の事態を考え、安青錦を昇進させた方がいい、という声もある。安青錦は新入幕から4場所連続11勝。相撲技術は抜群で、安定感があるのは確かです」


















