(1)手術を受けても射精機能を温存する選択肢がある

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 夜中に何度もトイレに起きる、スッキリ出ない、残った感じがする──。

「年のせいだから仕方ない」と思っていませんか? 実はその裏で、男性の“性の悩み”も静かに進んでいることがあります。

 私はこれまで男性の更年期や性の問題を取材してきましたが、最近とても気がかりなことがあります。排尿と性機能のトラブルは同時に起こりやすいということです。それなのに、どちらかひとつだけを解決しようとして、結果的に“後悔”してしまうケースを耳にすることがあります。

 前立腺肥大は50代ごろから増えはじめ、70代では約7割の男性が抱えるといわれます。前立腺が尿道を圧迫し、尿が出にくくなり、夜中に何度もトイレに起きるようになる。放っておくと膀胱に負担がかかり、尿もれにつながることもあります。

 まず行われるのが薬物療法です。前立腺や膀胱の筋肉をゆるめて尿の通りをよくする薬などで改善を目指しますが、効果が不十分な場合や重症例では手術を検討することになります。

 ところが、見過ごされがちなのが“性”への影響です。排尿の悩みが続くと自信を失い、気力までもが落ちてしまう。私は、こうしたストレスが男性ホルモン(テストステロン)を下げる一因になるのではと感じています。さらに手術の種類によっては、射精ができなくなること(逆行性射精)があるのです。

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