FeelWorks 前川孝雄社長(1)「日本の上司を元気に」する“第一人者”
売り手市場で扱いづらい新人、若手社員の話題がSNSを賑わす令和の世。今後ますます上司力が問われる時代になりそうだが、「上司力」という言葉はFeelWorksの登録商標だ。
近著に「『働きがい改革』に本気の上司がチームを覚醒させる」(合同フォレスト)など約40冊の著書がある前川孝雄(59)は“部下を育てて活かす「上司力」”を提唱し、「日本の上司を元気にする」をビジョンに掲げて研修、講演、eラーニング、出版事業、通信講座などを手がけている。これまでに500社以上を支援してきた、その道の“第一人者”というわけだ。
大阪府立大学(現大阪公立大学)を卒業後、リクルートを経て、2008年に同社を起業──はた目には順風満帆に見える経歴の持ち主だが、実際には「負け続け」だったらしい。
1966年、兵庫県明石市生まれ、明石市育ちという前川は、商店街で個人商店を営む両親と、3歳下の妹の4人で暮らしていた。


















