「国宝」が22年ぶりに邦画歴代興行収入1位を更新 大ヒット作“20年周期”の法則

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20周年周期で現れる大ヒット映画

 吉沢亮主演の「国宝」が今月24日、実写日本映画歴代興行収入ランキング第1位となる173億7739万円を記録した。

 吉田修一の原作小説はあるものの、173億5000万円でこれまでトップだった「踊る大捜査線THE MOVIE2レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003年)のように先行して放送されたテレビドラマや劇場版があるわけでもなく、観客の口コミでここまで数字が伸びたことは快挙。作品の題材になった歌舞伎界にもその人気は波及し、古典芸能の新たなファンを作り出している。米アカデミー賞の国際長編映画賞にもノミネートされ、最終候補の15作品に選ばれるかは12月16日の発表を待つまでわからないが、まだまだ話題は尽きない。

 日本の実写映画に記録破りの大ヒットが生まれるのは、約20年の周期がある。今回の「国宝」が「踊る大捜査線THE MOVIE2~」の記録を破ったのは22年ぶり。その前に第1位の記録を持っていたのは興行収入110億円の「南極物語」で、その公開は20年前の1983年。更にその前にダントツの1位だったのは、1964年に開催された東京オリンピックを捉えた、市川崑総監督による記録映画「東京オリンピック」(1965)で、18年前。この映画の時代は配給収入で表示されているので同列には語れないが、映画料金が全国平均203円の時に配給収入12億2321万円を記録している。しかも一般の観客動員数は750万人で、学校動員が1600万人と言われ、合わせて2350万人は今に至るも実写映画歴代1位の観客動員数である。「国宝」の観客動員数が、現在1231万人であることを見ても、その驚異的なヒットぶりがうかがえるだろう。

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