「ロイヤルホスト」のロイヤルHDが双日の後押しで事業拡大 近年好調のホテル事業が“稼ぎ頭”に
「ロイヤルホスト」「てんや」を展開するロイヤルホールディングス(HD)の2025年度12月期第3四半期決算が公表された。
売上高は1220億円で前年比8.6%増、経常利益は56.1億円で同1.6%増だった。最終利益は法人税などが約10億円増えたことで、同21.2%減の34.8億円となった。売上高と経常利益は過去最高を更新した24年度を上回るペースで推移する。
同社の主力は外食事業(460店)とコントラクト事業(171施設)、ホテル事業(53施設)の3事業。サービスエリア内や企業内の飲食施設を運営するコントラクト事業、ロイヤルホストを擁する外食事業は店舗数が最大だが、同決算の経常利益は21億円で、42.8億円のホテル事業を下回る。稼ぎ頭は近年好調なホテル事業だ。
「インバウンドの増加で大都市圏の客室単価は大幅に上昇した。23区内では週末だと2万円以上が当たり前。ロイヤルHDが運営する浅草のリッチモンドホテルは1.2階に『ユニクロ』があり、都内で有数の儲かるホテルといわれている」(旅行会社関係者)


















