巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

公開日: 更新日:

 巨人の山口寿一オーナー(68)が、来季3年契約最終年となる阿部慎之助監督(46)へのサポートを約束した。

 昨19日、都内ホテルで開かれたオーナー会議に出席後、取材に応じ、「今年は残念なシーズン、誠に申し訳ないシーズンだった。優勝争いに全く絡めないで終わってしまったというのが、ファンのみなさんに申し訳ない」と謝罪。今季はリーグ優勝した阪神に15ゲーム差の3位に沈んだだけに、来季に向けての補強にも言及した。

「先発を中心とした投手陣と外野手。さらには(メジャーに挑戦する)岡本がいなくなるので、クリーンアップを打てる野手といったところが補強のテーマになってくる。これらを外国人とFAで達成していければ、来年は優勝を狙っていくことができるんじゃないか」

坂本勇人東浜巨を「日本で一番いい投手」と

 オーナーのお墨付きを得て、巨人はすでに国内FA権行使を表明した日本ハム松本剛(32)の獲得調査を行っている。2022年に打率.347で首位打者のタイトルを獲得した「打てる外野手」だ。さらに、調査を進めていた柳が中日残留を表明したことで、ソフトバンク・東浜巨(35)の獲得が現実味を帯びてきた。さる球界関係者がこう言う。

「東浜は22年オフに3年契約を結んだが、その後は成績が下がっている。契約最終年の今季は一軍登板7試合で4勝2敗。ポストシーズンも日本ハムとのCSファイナル第5戦にリリーフ登板しただけで日本シリーズでは出番がなく、不完全燃焼に終わっていた。ただ、17年には16勝を挙げて最多勝。プロ通算76勝と実績は十分。かつて、巨人の顔でもある坂本勇人が『日本球界で一番いい投手』と認めたほど。巨人はまだ戦力になると判断している。東浜は18日に『(オファーが)いくつかあると聞いている』と言ったが、巨人もその中に入っているもようです」

 海外FA権を行使した楽天則本昂大(34)についても調査を行っているが、「FAでの獲得は2人まで」のため、松本か東浜が獲得できなかった場合に限り、さらに第1希望のメジャーとの交渉が不調に終わった場合に、巨人が参戦するという青写真のようだ。

 米大リーグのドジャースなどでプレーした前田健太(37)もいる。この日、スポーツ紙に「楽天がマエケン獲り」とデカデカと報じられたが、本人の希望はあくまで「巨人が本命」ともっぱらだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  2. 7

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  3. 8

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相が招いた「対中損失」に終わり見えず…インバウンド消費1.8兆円減だけでは済まされない

  2. 2

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  5. 5

    「NHKから国民を守る党」崩壊秒読み…立花孝志党首は服役の公算大、斉藤副党首の唐突離党がダメ押し

  1. 6

    国民民主党でくすぶる「パワハラ問題」めぐり玉木雄一郎代表がブチ切れ! 定例会見での一部始終

  2. 7

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  3. 8

    男子バレー小川智大と熱愛報道のCocomi ハイキューファンから《オタクの最高峰》と羨望の眼差し

  4. 9

    長女Cocomiに熱愛発覚…父キムタクがさらに抱える2つの「ちょ、待てよ」リスク

  5. 10

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ