頭脳警察PANTAさん 内田裕也さんとの最後のツーショット

公開日: 更新日:

 今年で結成50周年を迎えた伝説的なロックバンド「頭脳警察」のボーカル&ギターのPANTAさん(69)。最近ではマーティン・スコセッシ監督の映画「沈黙」やアクション映画「下忍 赤い影」に出演するなど俳優としても活躍している。今年3月に亡くなった内田裕也さん(享年79)とも長い交流があった。

 ◇  ◇  ◇

 写真は昨年大晦日に銀座・博品館劇場で行われた恒例の「ニュー・イヤーズ・ワールド・ロック・フェスティバル」の時のスナップ。結局これが最後のツーショットになったね。なんとなく予感めいたものがあって後で悔やむのも嫌だなと思って、それまではずっとソロで参加していたけど、久しぶりに相棒のTOSHIと「頭脳警察」として出演したんです。

 裕也さんとの出会いは1960年代の終わりの頃。裕也さんとミッキー・カーチスさんが若いミュージシャンを支援するための「ロックンロール振興会」を作り、その第1回に頭脳警察が選ばれ、アンプを買ってやろうという話になって六本木の喫茶店に呼びだされたんだよね。

 頭脳警察は政治的メッセージ性の激しさもあってファーストアルバムがプレス前に発売中止、セカンドも発売してすぐに回収されるという過激バンドの代名詞だったから裕也さんが興味を持ってくれたのか、「なんてカッコいいバンド名なんだ。PANTAの音楽センスがいいよな」と後々までずいぶんかわいがってもらった。アンプの話はいつの間にか立ち消えになったけど(笑い)。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因