“インテリ芸人”カズレーザー「理想の上司」で2位の必然

公開日: 更新日:

 1位の内村にも通じるが、確かにクールなインテリ芸人のカズレーザーにも、いきなり声を荒らげそうなイメージはない。ミスをしても理路整然と指摘しそうだ。

「パワハラやモラハラなどのハラスメントを起こすリスクが低いので、この手のタイプは、企業にとっても“理想の上司”でしょう。もちろん、知識と経験に裏打ちされた指導力は必須ですが、感情的に『おまえ、何やってんだ!』と怒鳴りつける上司では困る。若い社員もそれは承知しているので、怒鳴られても『マネジメント能力が低い』としか思わない。打たれ弱くて心が折れるというより、『感情論は時間の無駄』とやる気を失いがちです」(経済ジャーナリスト・岩波拓哉氏)

 ちなみにカズレーザーは自身が「バイセクシャル」であることを公言しており、「LGBT」にも通じている。

「差別的なタイプは企業にとっても“厄介者”です。フラットに物事を見られる管理職が求められています。あくまでイメージですが、カズレーザーさんは求められる条件を、かなり持ち合わせているでしょう」(岩波拓哉氏)

 真っ赤な衣装も、個性を認める懐の深さの表れと言えなくもない。2位に選ばれても不思議じゃない、むしろ当然ということか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表が街頭演説でブチまけた激ヤバ「治安維持法」肯定論

  2. 2

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  3. 3

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  4. 4

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    トップ清水賢治社長に代わったフジテレビの“アニメ推し”が目に余る

  2. 7

    参院選和歌山「二階vs世耕」は血みどろの全面戦争に…“ステルス支援”が一転、本人登場で対立激化

  3. 8

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  4. 9

    長嶋茂雄さんの引退試合の日にもらった“約束”のグラブを含めてすべての思い出が宝物です

  5. 10

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった