カズレーザー、中田敦彦…インテリ芸人「花盛り」のウラ

公開日: 更新日:

 インテリ芸人がテレビ界を席巻している。同志社大卒のメイプル超合金カズレーザー(32)、慶応大卒のオリエンタルラジオ中田敦彦(34)、京大卒のロザン・宇治原史規(41)、東大卒の田畑藤本・藤本淳史(33)などはクイズ番組だけでなく学術系番組、人生相談などマジメな番組でも引っ張りダコ。

 出版界でも大人気で、ロザン宇治原指南のもと相方・菅広文(40)が執筆した日本史の勉強法本「京大芸人式日本史」がヒット。オリラジ中田の「大合格」はアマゾンの参考書ランキングで12位と大健闘している。

 さらにマーケットは拡大中で、早大大学院卒のサンキュータツオ(40)は“学術論文芸人”としてオモシロ学術論文を紹介するなど、アカデミックな分野にも進出。カスタネット芸人の前田けゑ(35)は高卒ながら2012年に15億円を相続したのをきっかけに不動産経営・資産運用に詳しくなり、コメンテーターとして活躍。今や「わからないことはお笑い芸人に聞け」という風潮になっている。芸能リポーターの川内天子氏がこういう。

「一時期の“おバカブーム”の反動でクイズ番組などでは『知性』が求められるようになり、博学さ、意外性、わかりやすい説明など、お笑い芸人が底力を発揮したといえます。お笑い芸人が高学歴なのは結果論で、“おバカブーム”時代は学歴を特に話題にしなかっただけ。最近は4年制大学卒の俳優さんも増えましたし、芸能界もおバカでは続かないということでしょう」

 芸能界まで学歴社会に突入のようだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン