中居正広の退所会見はSMAP再集結のための“地ならし”なのか

公開日: 更新日:

 国民的グループ「嵐」の活動停止、創業社長の逝去、そして相次ぐメンバーの退所と近年激震が続くジャニーズ事務所。それぞれの考えのもと、事務所を去る人、残る人……その“胸の内”を本人の発言から読み解く――。

 ◇  ◇  ◇

「たぶん本人は言われたくないと思うけど、相当考えてると思う」

 中居正広のジャニーズ事務所退所会見を、草彅剛はこう評した(※1)。

 一方、故ジャニー喜多川氏は生前、中居のことをこう語っていた。

「中居君なんか、最初はものすごく二枚目というか真面目でねえ。あそこまでしゃべれる人間でもなかったし、おとなしかった」(※2)

 中居自身もかつては「話すのは正直、苦手分野」(※3)、「こう見えてもパッと言葉が出てくるタチではない」(※4)と語っていた。

 そんな中居を名司会者たらしめたのは“入念な準備”である。「27時間テレビは27時間分覚えてます。紅白も全て覚えてやってましたね」という香取慎吾の言葉【※1】が象徴するように、笑福亭鶴瓶とコンビで司会を務めた2007年の紅白歌合戦では、電話帳ほどの厚さがある台本の内容を頭にいれ、鶴瓶に後ろからお尻を叩いて合図するなどして、全体を引っ張っていた(※5)。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」