城下尊之
著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

テレビ番組が報道と再放送だけに…緊急事態長期化で現実味

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスによる「緊急事態宣言」で、芸能界も“激震”、いやそれ以上の壊滅的な状況に追い込まれている。

 まず、出演者が次々に感染を発表して関係各方面に大きな影響が出ている。森三中黒沢かずこ(41)、俳優の小宮璃央(17)、脚本家のクドカンこと宮藤官九郎(49)、ケツメイシのRyoji(45)。また福岡のローカルタレントのゴリけん(46)もそうだ。以前、彼は東京で活動していたので覚えている人も多いだろうが、そのゴリけんがやはりコロナ感染が明らかになり、と同時に彼が出演していた生放送番組を休止した。彼が出演する曜日ではなかったが、最近も出演したばかりで、司会者や共演者だけでなく、スタッフにも濃厚接触者が多くいると判断したからだ。

 スタジオに出演者がいるということは、その人にピンマイクをつける音声スタッフやメーク担当など、すぐそばで作業する人が多くいる。ほとんどの番組で数十人のスタッフが存在し、「閉鎖された」スタジオで多数の人が話をする。いわゆる「3密」状態が本番前から続く。

 バラエティーや情報番組などは出演者の席を広く空けて座るなど「見た目」では感染防止の対策を行っているが、出演者だけでなく、スタッフにひとりでも感染者が出ると、その場にいたほとんどが濃厚接触者になってしまう。

 つまり、「綱渡り」の放送という危機的状況にあり、各局で出演者とスタッフを減らしている。その中で報道と情報番組は続けるが、ドラマやバラエティーなどは放送を延期し、その間は再放送でつなぎ始めている。舞台やライブは軒並み中止や延期となり、タレントはおろか、スタッフも生活面で厳しい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず