75歳の誕生日前 運転免許の高齢者講習で自らの老いを自覚

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 司会者、キャスターとして長年、テレビ業界で八面六臂の活躍をしてきた、みのもんた。1944年生まれ、今年8月に76歳を迎える。

「芸能界の人たちは人前に出る仕事だから、少しでも若々しく見せるようにみんな努力してますよ。髪を染めたり、メークをしたり。でもどう努力しても、やはり限界というものがあるんですよね」

 自らの老いをはっきり自覚したのは昨年の夏。75歳の誕生日を前に、運転免許を更新するため、高齢者講習を受けに行った時のことだったという。

「実技の時間になったら運転するためのセットが組んであるんですよ。で、車道より10センチくらい高くなっている縁石にわざと乗り上げてくれと。10センチ乗り上げるのって、けっこうアクセルをふかさないといけないでしょう。大変なんですよ。ブーンブーン、ポンッて、2センチもいかないで、もう壁ですからね。若い頃ならさっとブレーキを踏めた。それが寸前まで踏めないの。ボン、おおーっ、ドンッと行っちゃうんですよ。受講者がみんな見ていてね。ええかっこしいしようと思ったのがね。おいおいおい、我ながら情けないなと」

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