裕次郎さん命日に幕引き 石原軍団「金、酒、飯」豪快伝説

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「良き昭和の時代に栄えた男たちの夢の集まり」

 そんな歴史に幕を下ろすきっかけが、裕次郎さんの命日である7月17日、一般に弔い上げといわれる三十三回忌を昨年、横浜・鶴見の総持寺で終えたことだ。裕次郎さんの妻で石原プロ代表取締役会長の石原まき子さん(86)はこう挨拶していた。

「故人が極楽浄土に参って、やっとゆっくりできるようになったと思います」

 裕次郎さんが52歳の若さで亡くなった1987年から33年。「石原」の看板を残し掲げてきた名門プロダクションの灯が消える。ベテラン芸能記者の青山佳裕氏は言う。

「良き昭和の時代に栄えた男たちの夢の集まり。いつしか時代が変わり、その社風といい、令和の時代には馴染めなかった。もっともその幕を下ろしても、絶滅した恐竜のように数々の逸話が語り継がれているのではないでしょうか」

 泉下の裕次郎さんも「よくやった」と後輩たちを称えていることだろう。 

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