裕次郎さん命日に幕引き 石原軍団「金、酒、飯」豪快伝説

公開日: 更新日:

「良き昭和の時代に栄えた男たちの夢の集まり」

 そんな歴史に幕を下ろすきっかけが、裕次郎さんの命日である7月17日、一般に弔い上げといわれる三十三回忌を昨年、横浜・鶴見の総持寺で終えたことだ。裕次郎さんの妻で石原プロ代表取締役会長の石原まき子さん(86)はこう挨拶していた。

「故人が極楽浄土に参って、やっとゆっくりできるようになったと思います」

 裕次郎さんが52歳の若さで亡くなった1987年から33年。「石原」の看板を残し掲げてきた名門プロダクションの灯が消える。ベテラン芸能記者の青山佳裕氏は言う。

「良き昭和の時代に栄えた男たちの夢の集まり。いつしか時代が変わり、その社風といい、令和の時代には馴染めなかった。もっともその幕を下ろしても、絶滅した恐竜のように数々の逸話が語り継がれているのではないでしょうか」

 泉下の裕次郎さんも「よくやった」と後輩たちを称えていることだろう。 

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  4. 4

    BoA、五木ひろし、さだまさし、及川光博…「体調不良で公演中止」が相次ぐ背景

  5. 5

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  1. 6

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 7

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  3. 8

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 9

    兵庫県警まで動員し当局が警戒…NHK党・立花孝志党首の“あり得ない”参院選の街宣ぶり

  5. 10

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界