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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

安西マリア「愛の逃避行」を追ってマスコミはカーチェイス

公開日: 更新日:

 公正取引委員会から芸能事務所に対して監視強化されたことでタレントの独立が活発化。今年も独立が相次いでいる。

 かつての独立にはトラブルが必ずあった。1970年代に歌手・タレントとして活躍した安西マリアは、独立を巡り「失踪・裁判」にまで発展する芸能史に残る騒動になった。

 当時、芸能界への登竜門ともいわれた銀座の高級クラブ「徳大寺」でホステスをしていた安西を、芸能関係者がスカウトして芸能界入り。祖父がドイツ人のクオーター。エキゾチックで小顔と引き締まったプロポーションでグラビアにも登場して男性を魅了。ポップス調のシングル曲「涙の太陽」は50万枚のヒット。歌謡界にマリア旋風を起こした。

 すべてが順調な活動に見えていたのだが、5年後に事件は起きた。安西は「精神的にも肉体的にも仕事ができる状態ではありません」と仕事をキャンセル。元マネジャーと共に失踪してしまった。

■芸能事務所からの独立は波乱がつきもの

 事務所は激怒。公式見解を出して安西を非難したが、改めて六本木の事務所に取材に伺った。事務所社長のT氏は広島の元暴力団を自負していた人。ビルの一室の小さなワンルーム。社長の机を挟んでの取材だった。がっしりした体形。濃い顔の奥で光る眼光鋭い目は、合わせただけで威圧感を覚えた。

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