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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

一度辞めたハリウッドザコシショウは常に芸人でありたい

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 漫画家になろうと思い、ギャグ漫画を描いて出版社に持ち込んだが、「笑いがわかってない」と編集者に酷評された。「自分は何ができるんだろう」と自問し、漫画、バイト、お笑い、スポーツ――と紙に書き出してみた。

「フラットな目線で『一番得意なこと』ってなんだろうって考えたら、お笑いだった」(クイック「Dybe!」2019年3月20日)

 ザコシショウが脚光を浴び始めたのは2007年、「あらびき団」(TBS)に出演し始めてからだ。「アシュラマン漫談」などを筆頭に段ボールやガムテープを駆使して作った小道具を使ったネタで「キング・オブ・あらびき」と評された。けれど、「正直、自分でも売れているって錯覚していたけれど、あれじゃ全然足りなかった」(同前)というように世間的なブレークには至らなかった。

 その頃に始めたのが、ブログやYouTubeに毎日のように動画を上げることだった。

「毎日ライブに出るのはしんどいけど、毎日動画でならできる」(フジテレビ「フジテレビュー!!」20年4月21日)と思い始めたものだった。

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