著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

小さなことを気にした光浦靖子が選んだ小さな夢を追う人生

公開日: 更新日:

「日々楽しく生きることが、前よりは上手になりました」(光浦靖子/テレビ朝日「徹子の部屋」6月23日放送)

 ◇  ◇  ◇

 4月からカナダのバンクーバーに留学予定だったものの、コロナ禍の影響でそれがかなわなかったオアシズの光浦靖子(49)。それまで住んでいたマンションも退去手続きを済ませてしまったため、妹夫婦の家に居候していた。そんな彼女が語った言葉を今週は取り上げたい。

 妹夫婦と暮らす中で「日々がこんなに過ぎていくんだと思って。時は流れるのだ、毎日朝が来るんだ」(フジテレビ「ボクらの時代」20年5月17日)と改めて感じたという。「子育てってホントに大変だと思った。時間も気持ちも全部取られてしまって、本当に忙しいんだ」とも。

 自分は独り身だったから時間があった。だから普通なら見過ごしている「小さなことを」をいちいち「これってどういうこと?」と、大きくして悩んだり、怒りに変えてしまっていたんじゃないかと。

 だが「その小さいことを拾ってきたから、面白い光浦靖子という芸人ができたんだと思う」(同前)と相方の大久保佳代子が言うように、それは芸人としては大事なことだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が