渡哲也さん気遣いの原点 若手のキムタクを「木村さん」と

公開日: 更新日:

 肺炎のため10日に亡くなった俳優の渡哲也さん(享年78)。14日の石原プロによる発表から週が明けても、故人を悼む関係者からのコメントがやむことがない。そこで異口同音に語られるのは、渡さんの誠実で紳士的な人柄だ。

 渡さんの「気遣い」は、石原裕次郎さんという“絶対的存在”に対してだけでなく、年齢、性別を問わず、あらゆる人に向けられていた。それはマスコミ関係者も例外ではなかった。渡さんと親交があったベテラン週刊誌記者はこう語る。

「多くの芸能人がしがちな、マスコミに対して、横柄だったり、ぞんざいだったりする態度は一度も見たことがありません。ドラマのロケに同行した若い記者にも『こっちへ来て、弁当食べてください』とか、丁寧に話しかけていました」

 あるテレビ番組で、まだ若手だった木村拓哉(47)と対談したことがあった。

「その時も渡さんは、ジッと相手の目を見て、終始『木村さん』と呼びかけていました。キムタクのほうが恐縮していたのが印象的でした」(前出の記者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった