著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

同世代で独走!小松菜奈の魅力は「魔性と素朴」のギャップ

公開日: 更新日:

 小松は個性的なビジュアルのせいもあって、クールな魔性の女系の役柄を演じることが多い女優だ。しかし、何度か彼女に取材して感じるのは、その素顔は、素直で、よくしゃべって、よく笑う女の子だなということだ。

■カメラマンからのリクエストに…

 1996年2月16日生まれ。東京都出身だが、保育園から高校時代まで山梨県で過ごした。そのことが、洗練された「黒薔薇」系の存在感に秘める素朴な「桜」っぽい部分のルーツなのかも。

 2016年に雑誌「月刊エンタメ」(徳間書店)でインタビューしたときには、カメラマンの「縄跳びしてもらえますか?」というリクエストを快諾。自然な表情を引き出すためのアイドル雑誌ならではのテクニックだが、「もうオトナになったので」と断る女優も多い。しかし、彼女はOKしてくれただけでなく、楽しそうに笑いながら軽快に縄を跳んでくれたことを思い出す。

 インタビューの時間も、モデル系の女優はクールで寡黙な人も少なくないが、小松菜奈は一つ一つの質問に笑顔で答えてくれる。メディアにとっては、取材しやすい女優のひとりだと言っていい。

 そうした素顔の好感度の高さと、ひとたび役に入ったときに見せるインパクト抜群の孤高な雰囲気とのギャップが、多くの映画監督が彼女を起用する理由のひとつなのではないだろうか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃