著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

近藤真彦と田原俊彦 “元たのきんトリオ”の2人を分けた明暗

公開日: 更新日:

 似たようなケースがあった。“たのきんトリオ”で近藤と人気を二分した田原俊彦(59)が人気絶頂の頃だった。箱根のホテルで女子大生と密会という記事を報じた。当時、ジャニーズファンから伝言のように伝わった話からたどりついたのが田原と女子大生の話だった。「ファンのひとりが田原さんに誘われている」という話だった。話はさらに具体的になり「いつ、どこで会う」まで聞けた。

 取材に行くまで「本当?」と正直、半信半疑だったが、話は情報通りだった。女子大生は小田原まで一人で行き、カムフラージュ役と思われる面々が車で迎えに来た。名前などは伏せるが業界関係者だった。田原は仕事で遅れて合流。一夜を共にした。

 この取材を通して見えてきたのがファン心理だった。情報提供の表向きの理由は「田原君は遊びでしょう。彼女が可哀想だったから」と言っていたが、本音は違う。

 現在のようにSNSなどない時代でもファン同士は電話などで情報交換。密度の濃い情報が飛び交う。特に「女性」の話には敏感だ。情報を得たところでファンは微妙な変化をもたらす。女性に対する嫉妬心である。ファンのひとりからこんな話を聞いた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理