小倉智昭「とくダネ」終了はリストラ…五輪はリポーターか

公開日: 更新日:

 スタッフあってこその番組という信条からの大盤振る舞いなのだろうが、かつては「バンス(前借り)の小倉」と呼ばれていた時代もあったという。29歳でフリーになったものの、最初のころは仕事がなく、給料をもらうと2日後にはスッカラカン。「税金なんか当たり前、養育費も公共料金の支払いも滞納が続いた」「電気、ガス、水道全て止まったこともあった」というのは、講演会でのお得意のネタ。持病の糖尿病もそれに続き、午前3時に起きて、5時に自宅を出るまでに血糖値の計測やインスリン注射が日課だったそうで、「友達だと思って付き合ってますよ」と前向きな発言をして観客から拍手をもらう。酒もたばこもやめてからは「ゴルフとコーヒー」が人生の楽しみと言い、中高年には多趣味な人生を勧めるという。

■「五輪を花道」はかなわず

「オリンピックにこだわりがあり、東京大会を最後に身を引くプランを練っていたそうですが延期でかなわず。『とくダネ!』は終了しますけど、報道パスをもらって、特番でリポートしたいとフジに掛け合ったともいわれています」(前出の芸能デスク)

「五輪を花道に勇退」の道はなくなったが、最高の時代にテレビマン人生を歩んだ小倉。最後はリストラ同然とはいえ、胸もお腹もいっぱいだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方